FMCG業界のマーケティング職に転職するには? 仕事内容や待遇、求められるスキル、求人情報
FMCG業界への転職を検討している方は、まずは企業の情報収集からはじめてみましょう。頼れる転職エージェントに相談しておくと効率よく転職活動が進められます。
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目次
転職する機会があるならば、生活の中で比較的身近なFMCG業界に転職してみたいなとお考えになったことはありませんか?
外資系企業に転職と聞くと、一般的な生活からはかけ離れたような高級品を取り扱うようなラグジュアリーブランド会社や、トレンドをいち早くメイクやスキンケアの中で表現するビューティプロダクトの企業をイメージしてしまいがちですが、
私たちの生活にとって欠かせないプロダクトを取り扱うような企業もたくさんあります。
この記事では、FMCGというキーワードに絞って転職希望の方に向けてFMCG業界をご紹介します。
FMCGとは?
まず、ここまで記事を読んで「FMCGとは?」と頭をひねっている方も中にはいらっしゃることでしょう。
FMCGとは、Fast Moving Consumer Goodsの頭文字を取った言葉で、消費者向けに低価格で展開しているプロダクト(すなわち日用消費財)を指します。
Fast Movingは言葉の通り変化のはやいという意味から成り立っており、商品回転率の高く、新商品が開発されるまでのプロセスが短いことも特徴です。
具体的に取り扱う製品は以下のようなものが一般的です。
- FMCGと呼ばれるプロダクト
- 洗剤(洗濯洗剤・食器洗剤・バスルーム用洗剤など)、洗面用品(シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、フェイスウォッシュ、歯磨き粉、歯ブラシなど)、コスメティック、アパレル、フットウェア、スポーツ用品、家電の一部、書籍、OTC医薬品、文房具、食品など
この例の中には「これはFMCGなの?」と思うものもあるかもしれませんが、何をFMCGと指すかは企業によって異なります。
共通しているポイントとしては生活する上でリーズナブルな価格で購入してデイリーに使用することができるプロダクトであるという点でしょうか。
FMCG業界にはどのような企業があるの?
外資系企業の中でも、比較的私たちの生活に身近であるためとっつきやすく、また商品の回転・開発も早いので常に新しいプロジェクトに携わることができるというメリットを感じ転職を希望される方は多くいらっしゃいます。
これからFMCG業界について知っていこうと言う方は、まずはFMCG業界にどのような企業があるか知っておくと良いでしょう。
- FMCG(食品)
- ネスレ日本、マースジャパンリミテッド、クラフトフーズなど
- FMCG(生活用品)
- P&Gジャパン、ユニリーバ・ジャパン、日本ロレアル、レキットベンキーザー・ジャパン、モンデリーズ・ジャパンなど
どの企業もこれまでにほぼ聞いたことのなる企業名であるのに加え、自宅に置いてある日用品の裏側ラベルを見れば、必ずいずれかの企業のプロダクトに出会うに違いありません。
FMGC業界のマーケティング職の仕事内容
マーケティングとは、世の中が求めているものを探り、ニーズを満たすことができる製品を生み出していくのが仕事です。FMGC業界では、季節限定商品やその季節ならではのサービスを企画し、そのための市場調査や販売に向けて営業戦略や広告手法を検討することになります。
仕事内容は、主に以下のようになります。
市場調査・分析・・・商品やエリアのねらい目を探る
自社製品を販売するベースとなる市場データを集めて、分析します。消費者のニーズやトレンドを見極め、どんな商品やサービスを作れば市場に受け入れられそうかといったことを探っていきます。
商品企画・・・新製品や季節限定製品などの企画をする
消費者調査に基づき、今現在はどのような食品や製品が求められているかを考えます。特に、食品は季節ごとの温度などによっても売上が変わってくるので、今の季節は何が求められているかを考えて商品を企画します。
また、競合会社の商品ラインナップなどを調査し、消費者の潜在ニーズやトレンドを見極め、製品開発を開発部門などと行います。さらには、製造ラインとも協力し、どのように量産体制をつくっていくかを検討します。
営業企画・販売促進・・・新たに生み出した製品を拡販するための施策を考える
既存の商品や新たに生み出した商品を拡販するための販促施策を考えます。市場調査・分析結果に基づいて、どのような人たちに・どこのエリアで、どのように販売するかを検討します。さらに、購入特典やプレゼントキャンペーンなどを広報部門の社員と共に立案・実施します。
広告・宣伝・・・広告のデザインなどを検討します
多くの人に商品の魅力を伝えるために広告を作成します。広告をどのような媒体に掲載するのか、デザインはどうするのか、といったことを検討していきます。
さらには、商品のコンセプトやターゲット層と照らして、起用するタレントを選んだりもします。
FMGC業界のマーケティング職に求められるスキル・知識
FMGC業界のマーケティング職は、会社全体を支えるようなポジションです。ですので、以下のようなスキルや力が不可欠になります。
- 分析力
- 検証力
- ITスキル
- FMGC業界のトレンド知識
まず、新製品などを生み出すためには、市場などを分析しなくてはなりません。ユーザーがどのような商品を求めているのか、価格はどのくらいが手を出しやすいのか、といったことを分析できなくてはなりません。数字に強く、先々のことを分析できるスキルが不可欠になるのです。
さらに、多くのデータを処理するためには、表計算ソフトや統計ソフトや解析ツールを利用します。各種のITサービスを使いこなせなければなりません。ですから、パソコンを難なく操作できる知識が求められるでしょう。
これらに加えて、FMGC業界のトレンド知識があることも大切です。今はどのような製品が流行していて、求められているのか、といったことをしっかりと理解していなくてはならないのです。
FMGC業界のマーケティング職が向いている人
FMGC業界のマーケティング職が向いている人は、以下のような特徴のある人です。
- 数字やITが得意
- FMGCに興味があり、トレンドに敏感な人
- コミュニケーション能力がかなり高い人
FMGC業界のマーケティング職は、市場を調査するために、ITツールを駆使して数字を分析しなくてはなりません。ですから、どちらかというと理系分野も得意で、数字を見ながら、いろんなことを想像できる人であることが求められます。
さらに、FMGC業界に興味があって、どのようなものが売れるかを考え付くことができる人であることも大切でしょう。
最後に、マーケティング職は開発部門や広告部門と連携しながら仕事を行います。ですから、相手とうまくコミュニケーションを取って、皆でわいわい仕事をするのが好きな人であるならば向いているでしょう。
FMCG業界の今後は?
FMCG業界は、これから成熟していく業界だとされています。生活に必要な生活用品や食品を扱う業界ですから、不況などの影響を受けにくいといえます。
不況で消費を抑えたいと考える人がいても、まずは娯楽や費用のかかる大型家電への出費をおさえるといえます。
生活に必要な食事や生活用品は最後に切り詰められていく部分ですので、長引く不況の中でも安定して収益を得ることができるといえるでしょう。生活用品などが爆発的に売れることはありませんので、収益が一気にあがることもありませんが、社会情勢が変化しても安定した利益が望める業界といえます。
FMCG業界への転職は可能?
外資系企業への転職を検討し始めたときにぶつかりやすい難関が「オープンに中途採用のポジションで採用していない」という企業もあるということです。
そのような企業でも、人員の補充は必ず行うのでchナスが絶対にないということはありませんが、できることならば中途採用を積極的に行っているかどうかを予め知った上でチャレンジしたいですよね。
FMCG業界で中途採用転職は【可能】
不況は底をついたと言われている昨今、さまざまな企業、ポジションで募集がかかっています。
これは外資系FMCG業界においても例外ではなく、現にさまざまな求人情報が存在しています。気になる求人情報はこちらからもチェックできますので、ご高覧ください。
転職エージェントの取引実績は下記に掲載されていました。
■FMCG企業のマーケティング職はこちら
グローバルに展開しているFMCG企業のマーケティング職の中途採用・求人特集 業界動向や想定年収などを解説 | 外資系企業、消費財業界の転職・求人なら ー アズール&カンパニー
外資系の化粧品会社でのポジション、日常的に楽しむワイン・スピリッツを取り扱う企業などで積極的に採用活動をしています。
転職するなら今!
長引くコロナ禍によって、多くの業界が伸び悩み、赤字を抱えてしまっています。また、オリンピックが延期になったことで、観光業界などは大打撃を受けました。
しかし、FMCG業界は、コロナ禍の中で業績をかなりあげた珍しい業界でもあるのです。コロナによって、マスクや消毒液といった衛生用品、トイレットペーパーやティッシュといった日用品の買いだめが世界中で巻き起こりました。
日本国内でも、コロナ感染防止の巣ごもりのために、食品や生活用品を買いだめしている人が多いとニュースになったことは記憶に新しいはずです。
このような買いだめの影響を受けて、日用品を扱うFMCGはかなりの収益をあげることになったのです。コロナ禍による買いだめなどは今後も続くといえ、FMCGはそのような社会情勢に応えるために、求人を多く出しています。特に、即戦力となる中途採用に熱心になっているようです。
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まとめ:FMCG業界への転職はプロに頼ると吉
FMCG業界への転職をすでに検討されていた方も、この記事を読んで転職活動をしてみようと思われた方も、この転職市場がホットな状態のうちにアクションを取り始めるようにしましょう。
「とはいっても、まず何をしたらいいのかわからないし…」と尻込みしてしまっている方は、あなたのサポーターとして転職のイロハを教えてくれる転職エージェントを味方につけることからはじめましょう。
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